第三の性格って?

どうせ性格は変わらない。」
クライアントからの言葉です。
そんな時
「そうですね。なかなか変わりませんね。」
というのか
「そんなことはないですよ。変わりますよ。」
というのか
「どうしてそのようなことを言われるのですか?」
と内容を掘り下げたり
応えはその時の状況やクライアントの気持ちを考えて選択します。
また、上記の応えのほかに、私がよく応えるのは
「そうですか。うーんでも第三の性格というものもありますよ。」
と。
大切なもののために性格を変える。
これはおそらく可能です。
性格といえば、私が学生だった数十年前は「遺伝」か「環境(教育)」かの議論でした。
近年はどちらでもない「第三の性格」が存在するとされています。
パーソナリティ科学の研究や調査が進み、
「私たちは大切な何かを達成するために、遺伝的なパーソナリティーを超えて自分を変化させることができる。」
となっています。
もちろん、その研究は諸外国で行われ、文化的、種族的背景も考慮しなけれがなりませんが、性格は変えることができるというものです。
そして自分の意外な面を知り、本当の姿を深く理解できるようになると、幸福の求め方が変わってくると。
「第三の性格」 これを知ることは、幸福な人生を自分でつくることにつながります。
参考文献 ブライアン・R・リトル 著 「ハーバードの心理学講義」 大和書房